
7年ぶりに東京で再演
石川・金沢市で1932年12月19日、銃殺刑に処された韓国の独立運動家、尹奉吉の足跡を描いた演劇「熱り(ほとぼり)」(作・演出=平石耕一)が28日から3月1日まで、東京・足立区のシアター1010(センジュ)で7年ぶりに再演される。
04年に東京・両国で初演、05年にはソウルに続き、東京・板橋区、そして尹奉吉が銃殺され、暗葬された日に金沢でも上演された。
尹奉吉は32年4月29日、日本軍が行った天長節(天皇誕生日)と上海事変の戦勝祝賀会式典会場の上海虹口公園で爆弾を投げ、軍首脳部、外交官らを死傷させた。
死刑判決後、大阪に移管。その後、秘密裏に金沢に移され、同年12月19日銃殺、野田山の陸軍墓地参道に暗葬された。46年3月、遺体は在日同胞によって発掘され、国立孝昌墓地に埋葬された。
尹奉吉没後80年となる今公演では上海編、大阪編、金沢編に加え、ソウル編として短いエピローグが加筆された。
平石耕一さんは「決して忘れてはならない歴史がある。しかし、忘れまいとする姿勢は崩れやすい。だからこそ、常に姿勢を正し、直視したい。彼の胸に『熱り』がともった日が、1919年3月1日。そして7年後の再演の最終日を3月1日に決めたのも、忘れまいとする、その思いからきている」と話す。
上演は28日19時、29日14時、3月1日13時。入場料3500円。問い合わせは平石耕一事務所(℡/FAX049・298・6814)。申し込みは同事務所メール hira14-ko1@apple.email.ne.jp
オフィシャルページ http://www.ne.jp/asahi/hira14/ko1/
(2012.2.8 民団新聞)