在日1世の歌人、奎通さん(71、大阪・生野区)が、自ら詠んだ短歌214首とエッセイでつづった半生記『在日の歌 知られざる故国 何ぞ恋しき』(A5版240㌻)を出版した。幼児のとき渡日して以来の「身世打鈴」ながら、激動の在日同胞史も映し出している。
さんは解放前、家族とともに東京の軍需工場や三重県の明野飛行場で暮らした。解放後、就職をきっかけに大阪市生野区で定住するようになった。
古希を迎えたことから40数年間書きためてきた歌集の出版を決意。自作の短歌に加え、エッセイを盛り込んで在日同胞史とした。税込み1600円。発行は中井書店(℡072・474・1230)。
(2012.3.14 民団新聞)