
歴史学者の李進煕氏(和光大学名誉教授)が15日、肺がんのため死去した。82歳。告別式は19日、東京都調布市のセレモニアル調布で行われた。喪主は長男、明浩氏。夫人は『鳳仙花』誌同人の呉文子さん。
専門は考古学。日本軍による高句麗の広開土王(好太王)碑文改ざん説を提起したことで知られる。大学で韓日古代史を研究・講義する傍ら、季刊『三千里』の編集長として韓国の文化・歴史を紹介。また在日韓国人に対しても、民団の春季、夏季学校で特別講師を務め、学生を前に「根なし草になるな」と訓示。また民団の「民族大学」では講師を務め、「江戸時代の朝鮮通信使」について講義。「つくる会」の中学校歴史教科書問題で在日同胞教員に呼びかけ、抗議の先頭に立った。03年、国民褒章「牡丹章」受章。1周忌にしのぶ会を予定している。
(2012.4.25 民団新聞)