
韓国に生きるさまざまな人を通して、活気あふれる今の韓国を描く渡辺直子著『ソウルフル★ソウル』(監修=宋周榮/李賢静)がこのほど、繊研新聞社から刊行された。
「私が書きたかったのは、今まで書かれたことのない韓国の姿や様子」と話す著者。本書のサブタイトルに「受け継がれる暮らしと生き方を訪ねて」とある通り、韓国人特有の精神性を有しながら、韓国の伝統文化や食文化、あるいは作品の中に韓国的な要素を込めるアーティストなど、さまざま人たちが登場する。 韓国の伝統的な調味料(コチュジャン、テンジャン、カンジャン)作りの必需品である甕器を集めて見せる私設博物館の館長や、伝統家屋の韓屋の小木(建具)職人の親方、40年にわたり変わらぬ味を提供する繁盛カルグッスの母娘、韓国を代表する漆作家など、多彩な顔ぶれだ。韓国人の生き方を通して、あまり知ることのなかった韓国の魅力を伝えている。
定価1524円(税別)。
(2012.5.23 民団新聞)