
来月から「楽しい韓国文化論」講座
戦前、最大唯一の大陸への玄関港であった山口県・下関にある東亜大学東アジア文化研究所が2011年度に設立され、日韓交流基金と木村勘太郎、原田環、山本孝夫、崔吉城などの図書および資料1万数千点が寄贈され、展示、開放している。また、関科学技術振興記念財団などから支援を受けながら数回の研究会、講演会、推薦図書出版などの活動を行ってきた。
創立記念行事として「朝鮮通信使シンポジウム」、「崔吉城がみた北朝鮮」、「国境とは何か」などの講演会に続いて、このたびは山口県日韓親善協会連合会と共催で「楽しい韓国文化論」という韓国人の生活を学ぶ講座を開講することになった。
政治的ギクシャクはあっても韓日親善の「深善講座」としたい。ドラマから始め、韓国語をキーワードに基本表現から文化的背景を考え、韓国文化へ広がる韓日関係の進展に拍車をかけるところは下関であるという自信を持っている。
この講座では多彩な映像を使い、衣食住、風習や文化・芸能などさまざまな角度から深く日本文化と韓国文化との似て異なる点を探っていく。今まで韓国語を覚えた人、旅行した人、韓流ドラマなどにはまった方々にとっては「楽しい韓国文化論」となり、嫌な思い出や誤解したことのある方々には新しい理解を得られることを願っている。
韓国文化を学ぶことがアジアの知識人、異文化体験の文化人、あるいはグローバル化に適する道だと思う。8回終了時には修了証書、その後に別途講師による研究実践旅行などで同好人作りにもなる企画である。
〈第1回〉9月1日。オリエンテーション/韓国ってどんな国?(檀君神話/国歌・国旗)〈第2回〉15日。儒教の精神/両班/戸籍制度(本貫・族譜)〈第3回〉29日。地域感情/方言/韓国の食文化〈第4回〉10月6日。韓国人の一生/トルチャンチ(1歳の誕生日)・結婚式・還暦祝い・葬儀〈第5回〉20日。韓国の徴兵制度/受験戦争/早期留学〈第6回〉27日。韓国の伝統建築/現代住宅事情〈第7回〉11月10日。南北関係事情〈第8回〉17日。エンターテイメント事情。
講師は奈良美香(韓国外国語大学大学院修士)、崔吉城(東亜大学東アジア文化研究所所長)。
会場は東亜大学(下関市)13号館202号室。毎回14〜15時半。会費8000円。問い合わせは礒永准教授(TEL083・257・5177)、申し込みは(FAX083・256・1485)。
(2012.8.29 民団新聞)