
「美しい音楽会だった」。
このほど、ソウルの世宗文化会館で開かれた「歌 ひとつ 響」のロビーで聞かれた言葉だ。韓国と日本の高校生による歌曲コンサートで、この日はソウル市少年少女合唱団との共演だった。
日本の高校生は昭和音楽大学主催の〞高校生のための歌曲コンクール〟優勝者5人、韓国の高校生はソウル市内の芸術高校在校生5人だった。
高校生たちはそれぞれの国の歌曲とイタリア歌曲、そして出演者全員で「花は咲く」を韓日、二つの言葉で歌った。
10人は「花は咲く」のお互いの言葉の発音を教え合うことで照れ笑いが出、打ち解け始めた。
会では、少年少女合唱団の子どもたちが曲や演奏者の紹介を韓国語と日本語で行った。
会場がホッとした和やかさに包まれた中での高校生たちの歌唱。たくさんの拍手。全ての曲が終わっても一人として立ち上がらない会場。もう一度唱った「花は咲く」。 ここで生まれた響きが一人歩きをしてアジアへ、世界へと広がり、言語を超えた仲間作りの一役を買ってくれたらと願う。(戸田志香)
(2013.10.9 民団新聞)