
仙台と東京で公演
生者の苦悩を描き
青森県立美術館、国際交流基金主催の韓日中国際共同制作演劇「祝/言」(作・演出=長谷川孝治)が今月と来月、仙台と東京で上演される。東日本大震災を題材に、3カ国の俳優、ダンサー、伝統楽器奏者たちが国境を越えて、このプロジェクトに参加した。
舞台は三陸海岸沿いのとある街のホテルのロビー。2011年3月11日、翌日に控えた結婚式の打ち合わせをするため、韓国人の花嫁と日本人の花婿、親戚や中国人の恩師や友人たちが集まった。だが、14時46分に発生した巨大な地震と、それに続く津波がホテルのロビーを襲い、すべてを飲み込んでいく。一瞬にして、幸せな日常が奪われてしまった3カ国の人たちの苦悩と、生き残った人々のつながりなどが描かれる。
出演俳優は、韓国のキム・ソナさん(花嫁)、日本の相澤一成さん(花婿)、中国の李丹さん(恩師)ら。
また、演劇全体を通して音楽を担当する韓国の若手国楽グループ「アンサンブルシナウィー」、津軽三味線奏者の齋藤沙希さん、日本舞踊の仲村登世之丞さん、韓国人ダンサーのチョン・ヨンドゥさんらが、音楽と踊りなどを披露する。
同作品の巡回公演は10月からスタート。まず、青森県立美術館、韓国の大田、ソウル、全州で上演を終え、今月14〜17日は上海の上海話劇芸術センター、来年1月は北京の蓬蒿劇場で上演する。
<仙台公演>24日14時開演/日立システムズホール仙台(青葉区)。前売り・予約券一般3500円、学生2500円、当日券一般4000円、学生3000円。
<東京公演>29日18時半開演、30日13時・18時半開演、12月1日13時開演/新国立劇場(渋谷区)。前売り・予約券一般4500円、学生3500円。当日券一般5000円、学生4000円。
チケット予約・問い合わせは演劇「祝/言」事務局(℡017・783・5243)平日9〜17時。
(2013.11.6 民団新聞)