
リアル過ぎるゴリラ
万年最下位球団にスカウトされ、プロ野球選手として活躍するゴリラの姿を描いた、キム・ヨンファ監督のアニマルスポーツエンタテインメント映画「ミスターGO!」(配給・ギャガ)が5月24日から、東京・渋谷区のシネマライズ他で全国順次公開される。
アジア初のデジタルアニマルキャラクターとして、4年間の歳月をかけて生み出されたゴリラのリンリンは、「キング・コング」や「アバター」「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」など、多くの大ヒットハリウッド映画で使用されたCG技術を用い、生き生きとスクリーンに登場する。
中国吉林省の大地震で祖父を亡くした若いサーカス団長、ウェイウェイ(シュー・チャオ)にとって、唯一の家族であり、友人として頼れるのは、バットの素振りが得意なリンリンだけだった。だが、祖父が残した多額の借金の肩代わりとして、高利貸しからリンリンとサーカスの子どもたちを売るように脅されたウェイウェイ。
そこへリンリンの噂を聞きつけた韓国プロ野球界の辣腕エージェント、ソン・チュソン(ソン・ドンイル)がサーカスを訪れ、昨シーズンの最下位チーム、斗山ベアーズへスカウトをする。借金返済のため、ゴリラ語を使ってリンリンと意志疎通ができるウェイウェイとともに、球団に雇われる。
リンリンは「ミスターGO」として球界入りを果たす。体重300㌔、握力500㌔、好物はバナナという正真正銘のゴリラだ。世間を巻き込む大騒動の末に迎えたミスターGOの初打席では、剛速球を片手でジャストミート。打球はフェンスを超え、バックスクリーンを直撃する。ミスターGOの噂は日本のプロ野球界にも飛び火し、ミスターGO獲得のため、中日ドラゴンズオーナーのイトウ(オダギリジョー)がやってくる。
映画宣伝会社「グアパ・グアポ」の栗林直美さんは、「最先端フルCGによる、リアル過ぎるゴリラ『ミスターGO』の圧巻のド迫力は必見です。想像を打ち砕く痛快さと、ウェイウェイとの心温まる関係も、ぜひ見てほしい」と話す。
(2014.4.9 民団新聞)