
独自の世界観花開く
プロデュースに作詞・作曲
韓日の男性3人で構成するボーカル&ラップグループ「WAZZ UP」のリーダーで、ボーカルを務めるJUNEさん(27、ソウル出身)は、11日まで全羅南道莞島で開かれた「2014莞島国際海藻博覧会」の公式テーマソング「太陽の感動、ワンドウ」を自ら歌って注目された。日本では黒木メイサさん、山下智久さん、w‐indsらのプロデュース・楽曲提供を手がけてきた。韓日に新風を吹き込むクリエイターとして高い評価を得ている。
sheepさん(ラップ)、kyo‐heyさん(ボーカル&ラップ)とともに、「WAZZ UP」の本格的な活動に入ったのは2011年9月からだ。これまでにデビューアルバムをはじめ、3枚のシングルをリリース。メンバー全員が作詞や作曲も手がける個性的なサウンドは、若い世代のファンを魅了している。
音楽作りに関してJUNEさんは、「今、流行っている音楽シーンというのがあって、そこからあまりにも離れてしまうとリスナーに対して裏切りだと思う方もいると思う。でも、いい意味で裏切ることが自分たちの味」だと達観する。
この間、ライブ活動のほか、同年10月から、Fm yokohamaの生放送番組「Aja Aja Friday」(毎週金曜日夜22時から23時20分)を始めた。
実はJUNEさんは、韓国で作ったデモテープがCHEMISTRYやEXILEなどのプロデューサーをしている松尾潔さんの耳に止まり、18歳で来日。06年11月にCDデビューを果たしている。その後、友人だった2人とグループを結成した。
早くから独自の世界観を開花させたJUNEさんの楽曲は、ノリノリの音楽から情感あふれるメロディーまでと領域が広い。これまでにも、韓国の著名なアーティストたちに作詞や楽曲を提供してきた。
「WAZZ UP」をマネージメントするスターダスト音楽出版の中鉢貴博さんは、「楽曲提供の依頼をしていただいているアーティストの方が、どういうふうにするとより良く見えるか、というのをすごく研究している。それを彼なりの解釈で出すのが彼のやり方。そこを気に入って、声をかけて下さっているのかなと思う」。
またJUNEさんは歌詞について「今の自分にしか書けない歌詞、自分でしか表現できないものでないと嘘になるから背伸びはしない」と一つひとつの言葉を大事にしながらすくい上げる。
音楽を通じて在日と交流を
幼いころから、母親の影響でブラック・ミュージックを聞いてきた。歌手を目指したのは、中学2年の時、友人たちと行ったカラオケでスティービー・ワンダーの曲を歌ったところ、「下手くそ」と言われたのがきっかけ。
「それが悔しくて、毎日、練習していたら歌が好きになった」
韓国と日本の音楽界に新風を吹き込んでいるJUNEさんは、「音楽をやっているときが一番楽しいし、大切な仕事です。あきらめずにやり続けたいという気持ちが強い。これからも今までにない音を作ることを心がけていきたい」と話す。
現在、sheepさんが体調不良で療養中のため、kyo‐heyさんと活動を続けている。今後、自分たちの音楽を通じて、在日同胞と近づきたいという思いがある。
<公開収録・ライブ情報>31日、横浜開港200周年を目指すイベント「横浜セントラルタウンフェスティバル〞Y155"」のメインステージでフリーライブを行い、横浜マリンタワーでのインターナショナルフリーマーケット内で、Fm yokohama「Aja Aja Friday」の公開収録も行う。
<公開収録>1回目13時〜、2回目14時30分〜/横浜マリンタワー広場。詳細は(http://www.y151-200.com/program/yamashita-park.html)。
<フリーライブ>17時30分頃予定/山下公園メイン会場。詳細は(http://www.y151‐200.com/program/index.html)。
「WAZZ UP」オフィシャルサイト(http://official.stardust.co.jp/wazzup/)。
(2014.5.14 民団新聞)