
豊臣秀吉の朝鮮出兵(壬辰倭乱)の際に捕らえられ、キリシタン大名、小西行長に養育された女性の生涯を描いた、劇団わらび座のミュージカル「ジュリアおたあ」が25日、東京の練馬文化センター大ホールで上演される。
壬辰倭乱で両親を失ったジュリアは、薬を扱う商家の次男でもあった行長の影響で、薬草の知識に造詣を深め、また、洗礼も受けて信者となる。行長が関ヶ原の戦いに敗れて斬首された後、徳川家康に仕える身となったジュリアに思いがけない事態が起こる。
わらび座はこれまでに、朝鮮通信使をテーマにした「つばめ(チェビ)」、朝鮮陶工を素材にした「百婆」など、韓国を題材にしたミュージカル作品を手がけてきた。
今作で、韓半島から日本に連れて来られ、日本の土になった実在の人物、ジュリアを演じる碓井涼子さんは「宗教や文化などの違いを乗り越えて、お互いが信じることを分かち合って生きていくこと、一人ひとりが種となって乾いた大地に花を咲かせることを、この作品はメッセージとしている。自分の信じる道を生きるジュリアの姿が希望となって多くの皆さまに届くことを願っています」と話す。
昼の部14時開演、夜の部18時半開演。料金6000円。チケットぴあ(Pコード/438‐152)、わらび座関東・東海事務所(048・286・8730)。
年内の各地公演日程についての問い合わせは全国公演営業部(0187・44・3316)。
(2014.9.10 民団新聞)