朝鮮王朝時代、王子だった夫を亡くして出家した女性の痛切な思いを表現し、朝鮮朝最高といわれた「木版変相図」(仏教の経典の内容を表した絵画)が初めて公開される。
韓国の東国大学博物館(チョン・ウテク館長)は16日、「三重県津市にある西来寺が所蔵している、世祖(朝鮮王朝第7代国王)の代の『木版本妙法蓮華経』を、同博物館で開催中の特別展『108の煩悩から解脱‐刻即仏心』で初めて公開する」と発表した。
この作品は1459年、世宗大王(第4代国王)の五男に当たる広平大君(1425‐44)の妻が、王室の安泰を願う様子を表現したもので、釈迦の前にひざまずいて仏法を求める女性の後ろ姿が登場する、朝鮮朝で初の絵画だ。
日本でも一度も展示されたことがない同作品が、寺院の外に出るのは初めて。
(2014.11.26 民団新聞)