掲載日 : [2015-11-25] 照会数 : 6185
視覚障害者をサポート…韓・日友好の伴走
[ シン・ヒョンスンさん(右)と伴走の山田高志さん ]
第6回korea cup 100km
【ソウル】ソウル市衿川区の河川敷で21日、ウルトラマラソン大会「第6回korea cup100km」(韓国ウルトラマラソン連盟主催)が開催された。日本から視覚障害者2人を含む合同チーム「光の絆&韓国100kmPJ」(張成道監督)が参加。韓・日ふたりの盲人ランナーを日・韓の伴走者がそれぞれサポートしながら走った。
同レースは5キロメートルの直線コースを10往復するという過酷なもの。制限時間は12時間。韓国籍の盲人ランナー、シン・ヒョンスンさんには日本人ランナー3人が交替で、同じく影澤哲二さんには韓国籍のリ・ジョンホさんが伴走でついた。
シンさんは12時間18分で完走。大会ルールで決められた制限時間を超えたため正式記録ではないが、初めて100キロを完走したことは大きな喜びだ。「スタートしたときは不安でいっぱい。日本の伴走者の方々がうまくリードしてくれたおかげでストレスを感じず走ることができました。記念すべき初挑戦を日本の伴走ランナーと走れて光栄です」と語った。
一方、日本の盲人ランナー、影澤さんはゴールまであと数キロの地点でふくらはぎ部分に激しいけいれんをおこし、走行不能な状態に追い込まれた。影澤さんは「このレースは自分一人のものではありません。障害があっても、言葉が通じなくても100キロメートルを走れることを多くの人に示したい気持ちがありました」と残念がっていたが、痛む足をマッサージするなど、献身的に支えてくれたジョンホさんには感謝の言葉を繰り返していた。
合同チームの事務局長を務めた西川雅明さんは、「言葉が理解できなくても一緒に走ることによって互いに相手の気持ちがわかり、支え合えることを今回、チームメンバーたちは体感できました。この経験を多くの人たちに伝え、国が異なっていても互いを気遣う気持ちを共有できることを今後も示していきたい」と語った。
チームの中で単独で走った沈在徳さんは7時間27分で優勝、宮喜美乃さんは10時間35分の好タイムで女子4位だった。
(2015.11.25 民団新聞)