掲載日 : [2005-03-02] 照会数 : 3315
四溟大師の訪日壁画 忠清北道・神勒寺の調査で発見(05.3.2)
松雲惟政 四溟大師が壬辰倭乱後、戦後交渉の代表者として訪日した模様を描いた壁画が、忠清北道・堤川市で、先月24日に発見された。
忠清大学博物館は、堤川市の依頼を受け、神勒寺・極楽殿の丹青と壁画などの調査を行った結果、外壁で横17・4㍍、縦8㍍の「四溟大師行日本之図」を確認した。
四溟大師の訪日関連絵画は、慶尚南道の有形文化財として指定された屏風が唯一のもので、壁画が見つかったのは今回が初めて。壁画には四溟大師が輿に乗り、約100人の日本人とみられる集団が前後を護衛している様子が描かれている。
博物館側は絵の筆法などから、19世紀はじめにシンギョム画伯かホンアン僧侶が描いたものと推定している。また、内壁と外壁には、中国の魏が倭を征服したという「三国遺事」の記録に基づいて描いたと推定される「魏王曹操図」と仏教関連の絵画など136点の壁画があると調査された。
四溟大師は当時の王、宣祖の親書を携えて訪日し、徳川家康と講話を結んだ後、朝鮮人捕虜3500人を連れて帰国している。
(2005.3.2 民団新聞)