掲載日 : [2005-03-16] 照会数 : 5618
場蘇る名画「アリラン」 〞有声〟のリメイク版(05.3.16)
[ 新版「アリラン」のクライマックス場面 ]
民団中央で初公開 来月2日
植民地時代の民族の悲哀を描いた映画「アリラン」は、天才映画人と言われた羅雲奎監督が1926年に製作した無声映画だ。韓国戦争当時に流失したとされているが、朝鮮総督府関係者を父にもつ日本のコレクターが、このフィルムを持っていると発言したため、南北韓が返還競争を繰り広げたこともある。
しかし、そのコレクターは「南北が合意すれば返す」「統一すれば返す」などとかわしながら、事実上、返還を拒否。今年2月初旬に亡くなった。故人に遺族がいないため、フィルムは日本政府に帰属することになった。
一方、幻の名作を何とか再現したいとの思いを募らせた李斗監督らが、羅監督の生誕100周年の01年に撮影を始め、02年8月に有声映画として完成させた。03年5月には南北で同時上映され、話題になった。
このリメイク版「アリラン」が4月2日、在日2世の音楽プロデューサー、李雨さんの尽力により、日本で初めて上映されることになった。せりふは韓国語だが、日本語の字幕が付く。また、上映に先立ち、李さんが「夭逝の天才映画人羅雲奎とアリラン」と題して講演する。
「愛知万博でも上映するが、歴史の節目の年に、同胞や日本人に観てほしい」と李さん。試写会は民団中央会館8F大ホールで15時から。入場料は500円。
(2005.3.16 民団新聞)