掲載日 : [2007-11-14] 照会数 : 3998
「通い続けた町で」 石川郁子さん大阪で写真展
[ 作品の前で石川郁子さん ]
在日の暮らし撮って5年間
大阪市生野区とその周辺で暮らす在日韓国人の生き生きとした表情を5年間にわたって撮影してきたアマチュア・カメラマン、石川郁子さん(41)=大分県在住、公務員=が御幸森コリアタウンにあるギャラリー班家食工房で個展「通い続けた町で」を開いている。
作品はカラーとモノクロ合わせて23点。なかでも、韓寺の女性祈祷師は100回くらい通い続けて撮らせてもらったという愛着のある作品。
「私を知ってもらって、信用してもらうのに5年の歳月がかかりました」と感慨深げ。金剛学園の子どもたちは、旧校舎で開かれた最後の体育祭で応援している姿をとらえた。
この間、金曜の夜に大分県別府港からフェリーに乗船し、土曜日早朝から日曜日夕方まで撮影を続けるという生活を続けてきた。引き続き在日韓国人の祭祀や結婚式、葬儀などを撮影していきたいと話している。個展は18日までの開催。
(2007.11.14 民団新聞)