掲載日 : [2007-09-26] 照会数 : 3626
未公開の5新作紹介 コリアン・シネマ・ウィーク
第20回東京国際映画祭と韓国文化院の提携企画「コリアン・シネマ・ウィーク2007」が10月26〜28日、東京・渋谷区のBunkamuraオーチャードホール、シアターコクーンの2会場で上映される。今年は「親子の絆」をテーマに日本未公開の新作韓国映画5作品を紹介する。
今年7年目を迎える同ウィークでは、わが子を思う親の愛、親を慕う子どもの愛など、さまざまな親子の姿を描いた作品を取り上げる。
見どころの1つは、注目を集める2人の子役の登場だ。田舎に暮らす祖母との交流を描いた「おばあちゃんの家」で、大人顔負けの演技で注目を集めたユ・スンホ。ドラマ「悲しき恋歌」や現在放送中の大河歴史ドラマ「王と私」で、成宗の子ども時代を、また「太王四神記」ではペ・ヨンジュン演じる高句麗広開土大王・談徳の子ども時代を演じるなど、俳優として著しい成長をみせている。
もう1人は映画「奇跡の夏」で小児ガンに冒された兄を思う弟のハニ役で熱演し、05年ニュー・モントリオール国際映画祭最年少の主演男優賞を受賞し、韓国を代表する子役といわれるパク・チビン。このほか優れた演技力のソン・ガンホ、ドラマ「天国の階段」のシン・ヒョンジュンらも出演する。
〈上映日程〉
▽「素足のキボン」=10月26日19時半。クォン・スギョン監督。シン・ヒョンジュン、キム・スミ。幼いころに病んだ熱病の後遺症で知能は8歳のままの男、キボンはハーフマラソン大会に出場する▽「優雅な世界」=27日16時。ハン・ジェリム監督。ソン・ガンホ、オ・ダルス。極道者の夫とその家族を描く▽「眩しい日に」=27日19時。パク・クァンス監督。パク・シニャン、ソ・シネ。喧嘩をして留置所に入ったジョンテの前に女が現れ、7歳のこどもがいることを告げる。会場はいずれもオーチャードホール。
▽「アイスケーキ」=28日12時。ヨ・イングァン監督。パク・チビン、シン・エラ。母と2人で暮らす10歳の少年ヨンネ。父親がソウルに住んでいることを知る▽「マウミ…」=28日15時半。パク・ウンヒョン監督。ユ・スンホ、キム・ヒャンギ。11歳の兄、チャニと妹のソイは、家を出て行った母が帰って来るのを待ちながら暮らす。会場はいずれもシアターコクーン。
チケットは29日から一般販売。問い合わせは韓国文化院(℡03・5476・4971)。
(2007.9.26 民団新聞)