掲載日 : [2007-09-26] 照会数 : 3205
磨崖仏像1300年前のお姿 地中から出土、慶州で公開
今年5月、韓国・慶州市南山列岩谷で出土した統一新羅時代の磨崖仏像が10日に公開された。
国立慶州文化財研究所によって公開された磨崖仏像は出土当時、前方へ倒れた状態だったが、同研究所の行った追加調査で仏像の前面が確認された。
仏像は高さ5・6㍍の如来像で、70㌧に達する花崗岩に浮き彫りで施されている。楕円形の顔と高い鼻、伏し目がちの長くて鋭い目つきと厚めの唇、そして肩にとどくほどの大きな耳が特徴で、類似の事例を見つけるのは非常に難しいという。
ほぼ原形で
発掘当時は地面に埋まっている状態だったが、1300年の歳月を経ながらも大きな損傷もなく原形に近い姿をとどめている。
(2007.9.26 民団新聞)