掲載日 : [2007-09-05] 照会数 : 3594
アニメ「ポロロ」仏で大ヒット 先進のIT技術で
キャラクター産業 韓国発世界へ
今、韓国の文化コンテンツ産業の中核をなす「キャラクタービジネス」が、注目を浴びている。
例えば2003年に韓国で誕生した「ポンポンポロロ」は、未就学児童を対象にした3DCGアニメ。ペンギンのキャラクター「ポロロ」は愛らしく、04年にフランスのテレビ局で視聴率47%という記録をを出した。
イギリス、イタリア、南米、中国、日本にも進出しており、03年の誕生からの売上高は800憶ウォンとなっている。フランス系のリゾートサービス企業「クラブメッド」はバリ,プーケット,ビンタンなどで「ポロロ」をキャラクターにした子どもキャンプを開くほどの人気ぶりだ。
韓国のキャラクター消費市場規模は4兆2880憶ウォン=05年基準。国産キャラクターの占める割合は41%で、3年前より6%多い。
また国産キャラクターは国内より海外で成功している。キャラクター輸出入統計によると、04年の輸出1342憶ウォン、輸入1480憶ウォンから、05年には輸出1636憶ウォン、輸入1234憶ウォンに逆転した。
専門家は海外で成功した理由に、グローバル戦略とIT技術を上げる。05年に誕生のファッション・キャラクター「チカロカ」は、黒髪にブラウスを着ればアジア系、金髪にジーンズを履けば西洋系に変身するなど、韓国的なイメージはない。
ヨーロッパの雑誌で紹介されると、「どこの国のキャラクター」かという問い合わせが相次いだ。名前もスペイン語で少女の意味の「チカ」と、情熱的な意味の「ロカ」から付けた。
さらに韓国のキャラクターは、ほとんどが3DCGで作られている。IT技術で繊細なキャラクター作りが可能で、平面で作るのに比べ、活用の幅が広がったという。
(2007.9.5 民団新聞)