掲載日 : [2007-09-05] 照会数 : 8836
在日2人が国家代表に 世界空手道学生選手権
[ 国家代表の1人に決まった大阪・柏原高校2年の姜省吾君 ]
トルコで10月開催
【大阪】在日3世の高校生2人が10月にトルコで開催される世界空手道学生選手権大会に韓国国家代表として出場する。
1人は姜省吾君(大阪市生野区在住、柏原高校2年)。今年5月、第19回釜山市長杯・釜山大会で優勝、7月に済州道で開かれた第4回大韓体育会長杯全国空手道選手権大会でもカデット組み手の部で金メダルを手にした。
空手を始めたのは小学2年のとき。練習がきつかったり、やめたいと思った時、いつも背中を押してくれたのが昨年、亡くなったアボジだった。「やるなら何があってもとことんやれ」という言葉がいまとなっては遺言となった。
もう1人の国家代表は趙台鎬君(京都市左京区在住、京都府立嵯峨野高校2年)。釜山大会ではジュニアの組手部門で準優勝、済州大会では組手の部で優勝した。
在日本大韓空手道連盟の林龍文会長は「世界大会でメダルを勝ち取ってほしい。在日から太極旗をあげたい」と2人の選手に大きな期待をかけている。
大韓空手道連盟総本部の黄錫 副会長も「2人は空手の選手をめざして頑張っている全国の在日の子どもたちに勇気を与えてくれる」と話している。
(2007.9.5 民団新聞)