掲載日 : [2007-09-05] 照会数 : 3236
逸品60点を一堂に 高麗美術館で秋の企画展
高麗美術館の秋季企画展「朝鮮王朝の青花白磁−清らかなコバルトブルーの世界‐」が10月5日から12月24日まで、京都・北区の同館で開かれる。
青花白磁は、酸化コバルト顔料で器面釉下に絵付けをし、還元炎で焼成した白磁をいう。中国の明や清から大きな影響を受け朝鮮朝時代では、最初はその模倣を試みていたが、次第に独自性を発揮し、多様な成果をもたらした。
同時代には、豊かな感性を含んだ素晴らしい青花白磁が次々に生み出された。
同館所蔵の青花白磁を一堂に展示するのは約16年ぶり。青花雲龍文壺、青花桃花文面取瓶、青花窓絵鶴亀文壺、瑠璃地陽刻双喜文盒子(19世紀)など約60点の逸品を展示する。
開館10〜17時。一般700円、大高生400円ほか。問い合わせは同館(℡075・491・1192)。
(2007.9.5 民団新聞)