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掲載日 : [2003-04-02] 照会数 : 4607
地下鉄火災の教訓 岡本健吾(NHKソウル支局記者)
「俺の家族の事も考えてくれ!」
韓国テグ市の地下鉄火災対策本部でひときわ大きな声が響いた。肉親が行方不明だと届け出ていた男性が、対策本部の対応に怒りをぶちまけたのだ。
私は市の及び腰の対応に不満を抱きながらも、傍若無人な男性の振る舞いに自然と冷たい視線を投げかけていた。
これには訳があった。犠牲者は当時、身元が確認された人と、列車内で身元確認作業が行われている人の合わせて130人程度と見られていた。
しかし、行方不明者の申告件数は400人近くと大きな開きがあり、そのほとんどが地下鉄火災に関係のないものと見られていたのだ。
ところが、その後事態は思いもよらない展開になった。
列車内から当初の推定の2倍近い犠牲者が見つかったのだ。頭蓋骨までも高熱で灰になり、焼け落ちた天井の残がいと入り混じって判別できなかったものと見られる。
さらに地下鉄構内や、ゴミ袋の中から、犠牲者の遺体の一部や遺留品が遺族の手で見つかった。地下鉄公社が火災の翌日に駅のホームを水で洗い流して、無造作に捨てられたのだ。
これによって当初行方不明とされた人の中に犠牲者が大勢含まれることが明らかになった。あの男性の家族が実際に事件に巻き込まれたかどうかは定かではない。だが市当局の一部の見方を信じて、この男性の声に全く耳を貸さなかった自分は、果たして正しい判断をしていたのかどうか?
個人の訴えよりも公的機関などを専ら信頼する、これまでの考え方を見直す教訓としたい。
(2003.04.02 民団新聞)
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