趙善玉の「飲食知味方の世界」　揚げたツルニンジン

　飲食知味方にツルニンジンを使った料理が出てきます。料理名は「ソプサンサンポッ」と言います。ツルニンジンはキキョウ科の山菜で、韓国語ではトドックと言い、赤いタレを塗って焼いた料理をとして出されることが多いですが、飲食知味方では餅米粉をまぶして揚げた白い料理で、はちみつをかけていただきます。

　材料のツルニンジン、餅米粉、はちみつは、当時はなかなか手に入りにくい食材だったと思います。飲食知味方のレシピを参考にして皆さんも作ってみてください。

　1点、皆さまにご報告があります。ソウルで開催された料理大会に趙善玉料理研究院チームとして団体戦に参加しました。題材は「飲食知味方」です。なんと「女性家族部」の長官賞を受賞しました。この賞は、大会の中でも1番の賞です。

　料理、展示すべてにおいて大きく評価をいただいた事は、本当にうれしいことでした。これからも頑張って韓国の料理文化を多くの皆さんに伝えていきたいと思います。
　　
◇材料（4人分）
　トドック100g
　もち米粉1カップ
　塩少々
　サラダ油1と1／2カップ
　はちみつ大さじ1

＜つくり方＞
1.生のトドックの皮をむいて、長さ6㎝×薄さ2～3㎜に切って、塩水に漬けて苦味を取り、まな板に置いて棒でそっと叩いてから軽く水気をきる。
2.もち米粉に塩を混ぜてふるいにかけ、①のトドックにまんべんなくまぶす。
3.フライパンに油を入れ、100℃で②を揚げる。
4.③は、はちみつをかけて皿に盛る。
（2018.06.13 民団新聞）