掲載日 : [2008-09-17] 照会数 : 3664
<民団佐賀>亡き住職に恩返し 高徳寺で除草作業
[ 平瀬泰孝住職の眠る供養塔前で ]
今年で5年 荒れ寺に心痛め
【佐賀】民団佐賀県本部(孫成憲団長)は秋夕を前にした7日、炭鉱殉難者慰霊碑の建つ多久市東多久町の高徳寺境内で清掃ボランティアに汗を流した。この清掃活動は第2次大戦中、県内の炭鉱などで犠牲となった韓国人の遺骨の安葬に努力してきた故平瀬泰孝住職の恩義に報いようと、04年から欠かしていない。
平瀬住職は80年代後半から民団が進めてきた県内徴用韓国人の遺骨調査と収集に協力、約300柱の母国安葬にかかわった。98年には地元有志の協力を得て、境内に無縁仏の供養塔を建立した功労者でもある。だが、02年の病死後は後継者不在が続き、境内や墓地は雑草が伸びほうだい。心を痛めたある民団有志が、住職の恩義に報いたいと執行部会議の席で清掃活動を提案したのが始まりだった。
今年は民団役員を中心に12人が、暑さとヤブ蚊に悩まされながら除草作業に従事した。供養塔の下には亡き住職の遺骨も納められている。
(2008.9.17 民団新聞)