掲載日 : [2010-04-28] 照会数 : 4468
認知症緩和にも効果 「園芸療法講座」
故郷の家・京都
【京都】特養ホーム「故郷の家・京都」(尹基理事長、京都市南区東九条)は昨年4月から同施設を拠点に「園芸療法講座」を実践している。地域同胞と日本人が一緒になって入所者を支えるという、老人福祉施設としては初の試み。
講座の対象となるのは高齢者ばかりか障害者やニート、引きこもりの若者など。入所者とともに土に触れたり、植物を育てることで精神的な安定感を得られ、認知症の緩和効果があるという。参加している人どうしお互いに癒されるという「相互癒し」の効果も期待されている。昨年度は30人が参加した。
考案したのは、在日2世で社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持つ林仁吉さん(62)。参加者たちは園芸福祉士の宋基泰さん、家庭菜園経験者の裴珠杓さん、園芸療法士の寺田裕美子さんの指導のもと、施設屋上の庭園でネギ、サンチェ、エゴマ、大根、唐辛子などを育ててきた。
参加者を募集中
林さんは、ともすれば社会的に疎外されがちな人たちに「故郷の家」で園芸技術ばかりか、介護の技術も身につけてもらい、社会に復帰できる手助けをしたいと話している。現在、10年度の参加者を募っている。
(2010.4.28 民団新聞)