掲載日 : [2008-07-09] 照会数 : 3924
韓国の伝統文化<情> 玉
[ これ一つ手に持てば、その日はこれで充分でした。
その日に限って町内の子どもたちはなぜ、そんなにも親しそうにするのか。 ]
食べ物に困っていた貧しい時期、子どもたちに与える高級な菓子はありませんでした。しかし、祭事や正月、秋夕などの名節には甘いおやつが提供されました。その代表的なのがオクチュン(玉)という飴です。色とりどりのこの飴は結構大きくて、長い時間持ち歩いて、なめることができました。自慢になるからと外に持って行くと、子どもたちはついて回って、どうしても一口を味わおうとしました。食べ物があふれている現在、飴一つで幸せだったし、大人になったらオクチュンを思う存分食べようと思ったころが懐かしくなります。
文責=ギャラリーKyo
作家・許旭
(2008.7.9 民団新聞)