Wi-Fi6は無線LANの最新規格で、昨年末から商用化が進んでいる。通信が混雑していても通信速度は4.8ギガビット毎秒(Gbps)と、既存の4G LTEネットワークによる通信サービスの4倍に達する。
ソウル市は駅とその周辺、公園、広場、伝統市場、観光施設、大通り、バス停留所など公共の生活圏で広くWi-Fi6を利用できるようにする計画だ。市関係者は、屋外での大規模なWi-Fi6環境整備はソウルが世界初だと説明した。
市のスマート都市政策官のイ・ウォンモク氏は「Wi-Fi6は、社会階層間で広がる一方のデジタル・デバイド(情報格差)の緩和にも寄与するだろう」と期待を示した。
ソウル市は誰もが無料で通信を利用できる「データフリー都市」を2022年までに築くとして、昨年10月に「スマートソウルネットワーク(S―Net)」の推進計画を発表した。Wi-Fi6の導入も盛り込まれている。
【聯合ニュース】