文大統領が同式典に出席するのは就任した2017年と昨年に続き、3回目となる。
文大統領は「今でも勇気を出し、真実を告白すれば、許しと和解の道が開かれる」と表明。「(真相究明は)処罰が目的ではない。歴史を正しく記録すること」と訴えた。
また、運動の真相究明に向け今年1月に発足した「5・18真相究明調査委員会」に言及し、「委員会が真実を一つ残らず明らかにするよう、支援を惜しまない」として、「(誰かが運動を)歪曲(わいきょく)し、けなせば立場を失うことになる」と強調した。
運動の精神などを憲法に盛り込む考えも示し、「憲法の前文に『5・18民主化運動』を刻むことは、5・18を傷つけたり否定したりすることができない偉大な歴史として位置付けること」とし、「いつか改憲が行われれば、その意味を生かしていくことを望む」と述べた。
その上で、「5.18は民主主義の偉大な歴史となった」として、「その精神は国民の心に宿り、新型コロナウイルス克服で世界の模範となる底力として働いた」と力説した。
【聯合ニュース】