日本韓食振興協会(崔光礎会長)では、年末恒例の「キムジャンセット」を販売する。
同協会では2001年から「手作りを体験し、年末年始に美味しいキムチで食卓を飾っては?」と、本場のキムチづくりを体験してもらおうと毎年、同セットを販売しており、今年で11年目を迎える。
毎年、民団や婦人会などの地方や支部で団員・会員向けのイベント用として人気が高い。特に2013年に「キムジャン」がユネスコの世界文化遺産に登録されたことで、日本でも「自分の手で漬けてみたい」との女性キムチファンが増え始めた。この年、婦人会中央本部では「キムジャン大会」を全国の文化事業として広げた。
また、ここ数年の第3、4次韓流ブームの影響もあり、日本人のキムジャン愛好家が急増している。
ただ、今年はコロナ禍の関係で3密を避けるためにも、多人数での「キムジャン大会」が困難な状態だ。そんな中、キムチに含まれる乳酸菌が免疫力高める効能があるとテレビで紹介され、韓国産キムチの販売量が急増している。
これまでは塩漬け済みの白菜とヤンニョン(キムジャンの素)の5㎏と10㎏の大量セットを提供してきたが、ここ数年、ひとり住まいや小家族から少量セットを求める声が高まっていた。
このリクエストに応え、今年は「一口2・5㎏」の一本に限定した。価格は2700円(税込み)。クール便の送料(関東なら1500円)は別。4口までは同一料金となる。
今年の白菜は韓国の種を埼玉県日高市で育てた「高麗白菜」を使用する。韓国料理店「妻家房」の呉永錫社長が契約栽培したものを提供してもらった。ヤンニョンは韓国の職人が仕込んでいる。
また、正しいキムジャンの手順を紹介した映像「キムチの作り方『キムジャンセット』紹介」をユーチューブの同協会のチャンネル(
https://youtu.be/xL7IGtOIC1c)で公開している。
キムジャンセットの申込みは、1回目が12月6日が締め切り、2回目は12月13日が締め切り。ネットでの注文のみ受け付ける。注文先は「アジア市場」内の特設サイト(
www.daesan.jp)へ。