婦人会講演会場 一時騒然…冷静な誘導で全員無事帰宅 【宮城】宮城韓国会館に「ゴーッ」というすさまじいごう音がこだました。小さな揺れは徐々に大きくなり、間もなく激震が走った。これが東日本大震災だというのは後になってわかった。 当時、6階大ホールでは婦人会宮城本部(李京子会長)主催の文化講演会が開かれており、80人...
留学生ら200人避難の仙台総領事館に 民団山形本部(車寿鎔団長)は12日、駐仙台総領事館からの食料調達の緊急要請を受け、朱帝圭事務局長が山形市内の各所で約600余のカップ麺を確保し、翌日には伝達した。仙台総領事館には東北大学を中心とした留学生200人ほどが身を寄せていた。 朱事務局長は総領事...
<福島>原発事故が追い打ち 放射能漏れの恐怖深刻 民団福島本部(禹日生団長)は地震発生時、23日の地方委員会・大会を準備するための会議を郡山市の本部会館で開催中だった。書類棚が倒れ、ガラスが割れ、置物が落ち、事務所内は足の踏み場もないほど。参加者の中には、激甚地区のいわき市に自宅や事業所を持っ...
交通規制を強行突破…不明団員と感激の対面<岩手> 岩手県は宮古、久慈、釜石、大船渡などが津波による激甚被災地だ。この沿岸部一帯には33世帯96人の団員が居住している。このうち、15日現在で無事が確認できたのは13世帯54人にとどまっている。20世帯42人の安否が確認できていない。...
事業壊滅も団員の安否気遣う…被災同胞「民団の激励、うれしい」 激甚被災地区の岩手、宮城、茨城の民団地方本部は、什器備品や書類が散乱した程度で、会館自体に大きな損傷はなかったものの、電気・水道・ガスの供給が絶たれ、通信網の寸断とあいまって一時は機能不全に陥った。 だが、体制を立て...
東京・新宿区の駐日韓国大使館と駐仙台総領事館は非常対策班を設置し、非常勤務体制をとっている。 大使館では権哲賢大使をはじめ、全職員が大震災の発生した11日午後から非常勤務体制に入った。領事部に対応窓口を設けるとともに、民団中央本部及び被災地民団地方本部と緊密に協力して徹夜で被害状況把握や現地韓国人の安否確認に全力を挙げている。...