呉公太民団中央団長は19日夜、第18代大統領選挙、朴槿惠候補の当選を歓迎する談話を発表した。
朴槿恵大統領当選人への歓迎談話文
在日韓国民団はすべての在日同胞を代表し、第18代大統領にセヌリ党の朴槿惠候補が選出されたことを心から歓迎いたします。
初めて大統領選挙に1票を投じた私たち各地の在外国民も、選挙の結果を真摯に受け止めるとともに、今後とも母国の発展に寄与する意思を固めていることでしょう。
このたびの大統領選挙は、北韓の長距離弾道ミサイルが強行発射された後の緊張状態の中で行われました。内憂外患のなかで、豊かな政治的経験に培われた責任感と強いリーダーシップを国民は求めたのです。
韓国は援助を受けていた貧しい国から今や援助をする国に成長しました。これは植民地支配を受けた国として初めての快挙であり、在日韓国人としても大きな誇りとするところです。
朴槿惠大統領当選人は、この「成功の歴史」を継承するとともに、貧富の格差是正、雇用創出など当面の民生安定に全力を尽くしていただきたいと思います。また、韓国の堅固な安保体制を土台に、北韓の核放棄を促し、南北関係改善をめざす韓半島信頼プロセスを推進していくよう願います。
日本との関係では、間もなく生まれる安倍政権との間で未来志向的な観点からより一層の友好関係が築かれることを切に願うものです。そのために韓国民団は懸け橋の役割を積極的に果たして参ります。
韓国憲政史上初の女性大統領として、朴槿惠当選人は今後5年間、公正性を高める経済民主化や韓国型福祉体系の構築などの公約を柱に新生韓国をけん引していくことを期待します。
2012年12月19日
在日本大韓民国民団中央本部
団長 呉公太