文・安両候補
【ソウル】大統領選挙への出馬を表明している最大野党・民主統合党の文在寅候補と無所属の安哲秀候補は18日、ソウル市内で会談し、6日の「候補者登録日(25〜26日)前の候補一本化」合意に基づき協議中だった「新政治共同宣言」に合意、内容を発表した。
また、文候補側幹部による「安候補がいずれ譲歩する」などとの発言に安候補側が反発して14日から中断していた候補一本化実務協議を19日から再開することにした。しかし、一本化方式についての言及はなかった。
「新政治共同宣言」は、①新しいリーダーシップと国政運営方式で疎通と協治の時代を切り開く②徹底した政治革新で既得権を手放し、生産的政治、クリーンな政府をつくる③果敢な政党革新で政治に対する国民の信頼を回復する④新しい政治と政権交代のための国民連帯を図り、大韓民国の新時代を切り開くという4大議題を中心に作成された。
同共同宣言によると、経済民主化、雇用、福祉、南北問題、政治改革など5大国政懸案に対する与・野・政国政協議会の常設化、国務総理の長官人事提案権および解任建議権保証、大統領の権力型人事介入不容認などに合意した。だが、関心を集めた「新党の立ち上げ」など具体的な連帯方式については宣言文に盛り込まれなかった。
民主党指導部が辞任
民主統合党は18日の緊急最高委員会議で李海 代表ら最高委員全員の辞任を決めた。同党の文在寅大統領候補と無所属の安哲秀候補の候補一本化交渉で、安候補側が同党の刷新を強く求めていることを受けたもの。文大統領候補が代表代行を兼任する。
(2012.11.21 民団新聞)