光復の喜びともに…東京の全団員に協賛記念品




 民団東京本部(李壽源団長)は76周年光復節中央記念式典に合わせ協賛企業から寄せられた韓国食品などの記念品を民団各支部と関係団体に届けていく。各支部は昨年に続き家庭訪問を通じ、全2500世帯に直接手渡していく。

 記念品はのり、即席ラーメン、調味料といった韓国産食材、太極旗、タオル、光復節記念パンフレットのほかマスク、消毒液といったコロナ対策品を含めて18種類にのぼる。各企業とも「こんな時だからこそ」と支援の量は例年を大きく上回ったという。各家庭には民団東京本部がデザインした特注の袋に詰めて届けられる。

 鄭文吉事務局長は「東京の光復節式典は在日同胞2000人が集まる年に1度のお祝い行事。しかし、昨年からのコロナ禍で式典の規模を縮小せざるを得なかった。せめて記念品を届け、慶祝の喜びを共有したかった」と話している。

 港支部には20日、複数の職員が協力して90世帯分を運び込んだ。同支部の金炯俊事務部長は「去年もコロナで団員さんと会う機会が少なかったので、団員さんのご都合をうかがって直接手渡したい。私も喜んでくれる顔を見たいから」と話していた。