掲載日 : [2010-10-20] 照会数 : 5546
<布帳馬車>釜山vs阪神、夢の対決が見たい
今、韓国と日本ではプロ野球の王座を争うシリーズに突入している。
韓国のプロ野球が発足してから今年で28年。当時6チームで産声を上げたが、消滅・新設・合併を繰り返しながら、現在8チームで構成している。発足当時からのチーム名で現存するのはロッテと三星のわずか2チームだけ。そのひとつのロッテ・ジャイアンツのホームは釜山。「プサン・サナイ」という言葉があるように、釜山男児は韓国男性を代表する存在だ。8チームの中で、最も熱狂的なのがこのロッテファン。
観客動員数もチーム1位を誇り、1試合平均1万7千人ほど。ちょっと少なく感じるが、韓国の野球場の平均収容数が約2万人だと言うことを考えれば、ロッテはほぼ全試合、スタンドを埋め尽くしたことになる。
韓国プロ野球の大先輩である日本プロ野球は74年の歴史を誇っている。その中で、最も熱狂的なファンと言えば、そう、あの虎球団、阪神タイガース。観客動員数も年間約301万人(1試合平均4万人強)とセ・パ12チーム中、堂々の1位。
この韓日の2チーム、どことなく共通点が多い。
①首都に対する異常なライバル意識②港町である③シーズン中、一度は首位を走るが、最後は落ちる④応援合戦が派手⑤地域に完全密着⑥チームが連敗してもファンは必ず応援に行く…等々。もう一つ大切な共通点を忘れていた。
今年のプレーオフ(日本ではクライマックス)に両チームとも出場権を得たものの、いずれもファーストステージで脱落している。
韓日を代表する人気チーム。ならば、釜山と大阪で夢の韓日シリーズをやらせたいな。(Z)
(2010.10.20 民団新聞)