85年、釜山の病院で生まれたイ・ヒア(李喜芽)は、先天性障害のため、両手の指が2本ずつ、足は膝までしかない。出産後、著者である母は娘に会わせてもらえなかった。夫の家族が養子に出すことを決めていたからである。 姑らの不在の隙に娘を一目見て、拒絶する女医に無理に頼み込んで誓約書を書いて退院。娘を連れ出して、すぐさま空港へとタクシーを飛ばした。新生児は飛...
韓国の大型書店には、独立したコーナーが設けられるほど、詩はポピュラーなジャンルだ。本書は植民地時代に『奪われた野にも春は来るのか』を発表した李相和から00年代に活躍する現代作家までの作品を、年代別に解説を加えて収めたものである。著者は早稲田大学の客員教授で、詩人・文芸評論家でもある。 韓国の現代詩を詳しく知らなくても、40年代に志半ばで福岡刑務所で...
釜山市の150市民団体で構成した「2020年夏季五輪招致を目指す汎市民支援協議会」は16日、釜山市庁の「緑の広場」で「釜山招致を願う署名」100万人突破を記念するイベントを行った。 同協議会は昨年8月から、市民を対象に署名運動を実施し、これまで約120万人の署名を集めた。 これを契機に釜山市は、20年夏季五輪招致に向けて本格的に乗りだし、政...