今年5月、韓国全羅北道南原市で開催された「春香国楽大典」にパンソリで出場し、「海外同胞賞‐特別賞」を受賞した在日韓国人3世の安聖民さん(41・大阪市生野区)。00年から7年間、夏休みなどを利用して渡韓。重要無形文化財第5号パンソリ「水宮歌」保有者候補の南海星さんに師事し、パンソリを修得した。現在、大阪・生野区を拠点にパンソリ、民謡、チャングなど文化教室での...
料理の食材も 近江八幡市立資料館主催の秋のテーマ展「朝鮮通信使と近江八幡」が18日まで、滋賀・近江八幡市の旧伴家住宅(同館向い)で開かれている。 今年は第1次朝鮮通信使来訪から400年にあたる。朝鮮通信使の接待場所は宿泊地と昼食休憩地に分けて定められた。 近江では守山・彦根が宿泊地、大津・近江八幡が昼食休憩地だった。八幡...
朝鮮通信使来日400周年記念「通信使&松雲大使の道」仁位孝雄写真展が13日から18日まで、長崎・出島町の長崎県美術館県民ギャラリーで開かれる。 15年をかけ、仁位さんがソウルから対馬を経由して、江戸、日光まで通信使の足跡を撮影した写真(35点)のほか、1605年3月に京都伏見城で徳川家康と戦後処理と和議について会談し、通信使来日の礎を築いた松雲大師...
在日韓人歴史資料館主催の「錦絵展」に幕末から明治中期にかけて日本の東アジア観を映し出す貴重な所蔵コレクションを出展した姜徳相館長(滋賀県立大学名誉教授)が10月28日、会場の韓国中央会館8階MINDANホール(東京港区南麻布)で自ら解説をした。 コレクションは約300点。会場では選び抜いた96点を年代別に展示した。木版多色刷りの浮世絵版画は目を見張...
韓国人アーティストの許旭さん(41)は、このほど韓国のお守り(プジョク)をデザイン化した2008年カレンダーを制作した。 カレンダーのテーマは「祝福」。使用する1年間、利用者にとって少しでもよい出来事が起こってくれることを意味する「祝福」と、デザインを通じて今の状況より良くなることを願う許さんの「祝福」の気持ちが込められている。 病から守る...
著者は神戸で生まれ育った在日2世の女性である。日本の近代化によって、世界に開かれた港湾都市になった神戸は、外国人居留地の建設とともに貿易港として発達してきた。その都市計画を推し進めたのが、初代兵庫県知事の伊藤博文で、後に韓半島植民地化にも政治的手腕を示した。さらに、この植民地政策が済州道出身の両親の日本移住を余儀なくし、自身が神戸で生まれることにつながった...