味わい深いスープ 今年も残すところあとわずかとなりました。今回は「チョンボッタン」というアワビのスープです。お刺身で食べたいという方は多いですね。 最近、私はアワビ参鶏湯をよく作ります。アワビと一緒に煮ると風味が出て、味わい深いスープになります。アワビも生より柔らかくなるので、スープに入れ...
家族を思い作って 「コンコギ(キジ肉)」漬物シリーズの3品目は「コンコギチャンチャンジ」です。前回の「コンコギチャンジ」と作り方はほぼ同じですが、違いは塩漬けきゅうりの皮をむき、柔らかい身だけを細く千切りにしたものを使うだけです。 これは、お年寄りや子どもが食べやすいよう...
車窓の楽しみのほかに出会いという〝絶景〟が 「毎年煤払は極月十三日に定めて」(井原西鶴『世間胸算用』)とあるように新年を迎える年用意はちょうど今ごろから始まる。その一方でこんな俳句もある。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 煤逃げの小田急電車混み合へり 佐...
街かどにひっそり「千住宿本陣跡」 朝鮮通信使は、千住宿本陣で宿泊している。「本陣」とは、江戸時代の街道宿駅であり大名、公家、旗本たち身分の高い人たちの公的な旅館であった。一般者が泊まることは許されず、営業的な意味での「宿屋の一種」とはいえない。ということを辞書から知った。 ...
波乱に満ちた人生 三十一文字に刻む 今年、韓国映画「金子文子と朴烈」が公開された。大正時代に関東大震災後の混乱の中で検束され、大逆罪で死刑判決を受けた二人の出会いと裁判での闘いを描く。検束当時、彼らは21歳と20歳。死刑判決の直後、恩赦により無期懲役となった。朴烈は検束から23年...
キジ肉か鶏肉か 「コンコギ(キジ肉)」漬物シリーズの2品目は「コンコギチャンジ」です。今回は塩漬けきゅうりを細切りにし、それと同じぐらいの太さに切ったキジ肉を炒めた物で、これもキムチと呼びます。この料理を出すと皆さんから、「これは本当にキジ肉ですか」とよく質問されます。 私...
江戸で「国書伝達」の日を待つ 朝鮮通信使は、東海寺から歩いて40分ほどの位置となる江戸府内の入口「高輪の大木戸」を通り、江戸の宿館・本誓寺(ほんせいじ)に向けて華麗な行列を披露している。 この寺は、幕府の御用を務める寺であった。ガイドブックには、大江戸線「...
湯けむりの中で 時の流れの重み感じ 釜山にも寒い冬が近づいてきた。これからの季節、テゲ(ズワイガニ)やポッ(フグ)が美味。旬の味覚を目当てに釜山を訪れる人も多い。そして、冬は温泉もおすすめだ。東莱、海雲台、広安里、影島、松島と、市内随所に温泉が湧く。 なかでも、金...
キジ肉の塩水漬け 今回から「コンコギ(キジ肉)」漬物シリーズをご紹介します。最初の一品は、キジ肉のキムチ「コンコギキムチポッ」です。『飲食知味方』には塩漬けきゅうりの皮をむき、種を取り、きゅうりと同じぐらいの大きさに切ったキジ肉と一緒に温かい塩水でナバッキムチのように漬けると記されています。...
特設の船橋で六郷川渡る 朝鮮通信使は、小田原宿から神奈川宿を出て六郷渡しに向かった。 時代は慶長5年(1600年)のこと、徳川家康が六郷川(多摩川の下流部分)に、六郷大橋を架けたのであるが、元禄元年(1688)の大洪水で橋は流されてしまった。幕府は架橋を掛...