掲載日 : [2015-11-25] 照会数 : 5783
「川越唐人揃い」仮装パレードに民団埼玉も参加
【埼玉】江戸時代の朝鮮通信使を模した仮装行列「川越唐人揃い」の第11回パレード(同実行委員会主催)が15日、川越市内の蔵造り通りで行われた。
総勢17団体400人が参加。民団埼玉本部(景民杓団長)も韓日間のさらなる友好の深まりを願うメッセージと朝鮮通信使の世界記憶遺産化推進をアピールした横断幕を手に約700メートルを行進した。途中、沿道の観衆に韓国の飴を振る舞うなどしてひと際大きな拍手を受けた。
実行委員会関係者は、「日韓国交正常化50周年という節目の年に民団の皆さんが農楽隊など趣向を凝らした出し物で花を添えてくれて感謝している」と語った。
正使役はソプラノ歌手の田月仙さんが務めた。途中のパフォーマンス会場には川合善明川越市長も駆け付け、市民でつくるパレードの開催に感謝の言葉を述べた。
川越唐人揃いは、江戸で使節団の華やかな行列を見た川越の商人が地元で伝えたのが始まりとされる。江戸時代、川越氷川神社の祭礼で披露された。
(2015.11.25 民団新聞)