掲載日 : [2015-11-25] 照会数 : 4592
<同志会>長津湖戦闘戦死者慰霊祭…在日学徒義勇軍83人を追悼
在日学徒義勇軍同志会(朴鳳会長)は11日、韓国戦争中(1950〜53年)の長津湖戦闘で亡くなった在日学徒義勇軍同志83人を追悼する慰霊祭を韓国中央会館で行った。同志会および民団関係者ら80人が参列した。
長津湖の戦いは50年11月26日から12月13日にかけて、北韓咸鏡南道蓋馬高原の長津湖地域で米軍第1海兵師団が10倍も多い12万人の中国人民志願軍に包囲されながらも、南下をくい止めるべく奮戦した大規模な戦闘。軍用艦を総動員して軍人10万人、民間人10万人を韓国に脱出させる興南撤収の成功につながった。
朴会長は追悼辞で「長津湖戦闘で戦死した同志たちの聖なる犠牲と護国精神をたたえ、在日学徒義勇軍の犠牲に対して、祖国の自由統一達成により必ず応えることを約束する」と述べた。
呉公太民団中央本部団長も追悼辞(林三鎬副団長代読)で「民団は先烈の高貴な精神を継承し、統一韓国の実現と同胞社会の明るい未来のために尽力する」と表明した。
なお、韓国では今年から国家行事として全国的に、11月11日11時を期し、韓国戦争で世界の平和と自由の大義のために命を捧げた国連軍戦没者が眠っている釜山の国連軍墓地に向かい黙祷を実施した。
(2015.11.25 民団新聞)