掲載日 : [2017-03-29] 照会数 : 4662
北の挑発に万全備え…黄大統領権限代行が「西海守護の日」で強調
黄教安大統領権限代行国務総理は24日、国立大田顕忠院で開かれた「西海(黄海)守護の日」の記念式典で、「北韓が大統領不在というわが国の現状を誤判断して、再び無謀な挑発に踏み切る可能性がある」と述べ、軍に揺るぎない備えを維持するよう求めた。
さらに「北韓は今年に入って5発の弾道ミサイルを発射し、韓半島と世界の平和を脅かしている。国際社会の強い警告と制裁に真っ向から挑戦し、核とミサイルの高度化に熱を上げ、挑発の意思を一段とあからさまにしている」などと批判した。その上で、「わが政府は北が核と弾道ミサイルの開発を放棄せざるを得ないよう、国連をはじめとする国際社会と共に圧力と制裁を一層強化している」と述べた。
「西海守護の日」は2002年の韓国と北韓が銃撃戦を繰り広げた第2延坪海戦、10年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件、延坪島砲撃事件など、北韓が西海で起こした軍事挑発を振り返り、国民の安全保障への意識を新たにするための記念日。3月第4金曜日と定めており、今年が2回目。
(2017.3.29 民団新聞)