掲載日 : [2016-08-15] 照会数 : 6706
<リオ五輪>韓国 希望つなぐ健闘
リオ五輪(5〜22日)の韓国選手団は12日現在、不振を嘆くかと思えばサプライズに沸き、想定外の戦況になっている。不振の象徴は柔道だ。歴代最強メンバーと言われながらも金メダルはゼロ。そうかと思えば、フェンシング男子エペの朴相永は、世界ランク21位、五輪初出場ながら強豪に大逆転、韓国にこの種目初の金メダルをもたらした。
アーチェリー団体では男女とも順当に金を獲得、しかも女子は8連覇の快挙だ。
50㍍ピストルの秦鍾午も前人未踏の3連覇を果たした。また、サッカーは前回覇者のメキシコを下し、予選リーグ首位で8強に進出した。
在日同胞初の金メダルが期待されていた柔道男子73キロ級の安昌林は、3回戦でまさかの敗退。世界ランキング1位にふさわしくない結果に終わったが、在日同胞として差別に負けず、祖国、韓国の代表にまで上り詰めたそのストーリーは韓国はもちろん、日本でも大きな注目を集めた。
韓国のメダルは12日現在、金5、銀2、銅4の11個。
◆金 ▽アーチェリー男子団体(具ボンチャン、金優鎮、李スンユン)▽アーチェリー女子団体(奇甫倍、張恵珍、崔美善)▽アーチェリー女子個人(張恵珍)▽射撃男子50㍍ピストル(秦鍾午)▽フェンシング男子エペ個人(朴相永)
◆銀 ▽柔道男子66キロ級(安バウル)▽柔道女子48キロ級(鄭普)
◆銅 ▽柔道男子90キロ級(郭同韓)▽アーチェリー女子個人(奇甫倍)▽ウエイトリフティング女子53キロ級(尹真熙)▽フェンシング男子サーブル個人(金政煥)
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フェンシング男子エペ金メダルの朴相永 |
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射撃男子50メートルピストル3連覇の秦鍾午 |
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アーチェリー女子は団体戦8連覇し個人戦も優勝の大活躍 |
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サッカー男子は予選リーグ首位で8強に進出した |
(2016.8.15 民団新聞)