朴大統領はこの業務報告会で、南北対話について「どのような形式の対話であれ、国民の心をひとつにして交渉を進め、北韓が呼応してくるような環境づくりのために努めてほしい」と表明。「今後、南北交流と協力の質を高め、小さな協力から成し遂げていくためには、南北間で統一準備のための実質的な対話が開始されるべきだ」と強調した。
南北交流に対しては「イベント性の事業を通じた量的拡大に満足するよりは、南北住民の実質的な幸福に寄与できるような南北交流協力の質的向上が図れるよう努力しなければならない」と述べた。
朴大統領は実質的な対話の推進と関連し、「なにより重要なのは高齢の南北離散家族の切実な願いを解決すること」とし、「離散家族問題だけは政治と理念から離れ、基本権の保障という認識を持って解決策をつくってほしい」と述べ、離散家族の早期再会行事の推進をあらためて北側に提案した。
(2015.1.28 民団新聞)