掲載日 : [2023-04-19] 照会数 : 891
青森の同胞篤志家 韓国教育財団に100万円、匿名で寄付
[ 財団から感謝状を贈られる同胞篤志家(左) ]
「お金がなく頼れる人もいない恐怖は身にしみて知っている」
【青森】韓国教育財団(徐東湖理事長)は同財団に昨年5月、匿名で100万円を寄付していた同胞篤志家と今年3月に青森県内のレストランで面談し、感謝状を手渡した。同財団から梁鎬錫常務理事と崔明管理部長、李東俊TOPIKコーディネーターが出席した。
この同胞は青森在住の医療従事者。高校生のころ、日雇い人夫斡旋所に通い、鉄工所や土木作業のバイトで学費工面し、大学進学を果たした。卒業後は様々な事情で就職先が決まらず、医大に再入学。学費と生活費は奨学金と種々のバイトでまかなった。財団関係者には「お金がなく頼れる人もない恐怖は誰よりも身にしみて知っている」「未来の輝かしい学生へ支援したい」と思って寄付を思い立ったと語った。
これまでにもお礼を兼ねた接触を試みてきたが、新型コロナの影響により実現できないままでいた。
(2023.4.19民団新聞)