掲載日 : [2023-07-19] 照会数 : 73169
「大百済典」9月23日開幕、多彩なプログラムが60余
[ 仮面劇など伝統民俗芸能も披露される ]
1500年前、日本と友好関係を築いた百済をテーマとする歴史文化祭「大百済典」が9月23日から10月9日までの17日間、かつての首都だった百済歴史遺跡地区に指定されている忠清南道公州市と扶余郡で開催される。
「大百済典」は1955年から毎年続く「百済文化祭」をグレードアップして10年からスタート。第2回は2020年に予定していたが、新型コロナの影響で延期していた。今年が日本ともゆかりの深い25代武寧王の逝去から1500年にあたることから実現にこぎつけた。
華やかな「大百済典成功祈願」で開幕。期間中、百済末期の三忠臣(成忠、興首、階伯)を追慕する三忠祭や百済の女性たちの魂を慰める水陸斎のほか、花火大会、当時の様子を再現した熊津城パレード、百済灯りの饗宴、4大王追慕祭、霊山大祭、伝統民俗公演など60余りのプログラムが行われる。
テーマは「大百済、世界につながる」。金聖哲総監督は「プロジェクションマッピングやドローンなど、最新のデジタル技術を用いて百済の歴史を楽しめるのが特徴」とアピールしている。
開会に先立って金泰欽忠清南道知事が5月、熊本、大阪、静岡、東京の4都市を訪問し、観光プロモーションを行った。
(2023.7.19民団新聞)