掲載日 : [2020-05-13] 照会数 : 6995
各地民団で団員にマスク配布…手作りも
[ ゴールデンウィーク中も作業は続いた(広島韓国会館) ]
[ 団員から感謝の手紙も届いている(滋賀) ]
手作りのマスク配布…民団広島が高齢団員を対象に
【広島】民団広島本部(李英俊団長)は県内の高齢団員を主な対象に4月27日から手作りマスク200枚の送付を始めた。配布は各世帯2枚ずつ。
材料は近隣の手芸店から入手した柔らかなガーゼ素材で、無地とプリント生地の2種類。綿100%。4月12日、広島韓国会館内に部外者立ち入り禁止の「作業室」を設け、土・日を利用して職員2人と広島韓国教育院の黄惠正教育院長の3人が縫製作業を行った。作業はゴールデンウィーク中も続いた。
発案者の文晶愛事務局長は「マスクの入手が困難なうえ、高齢者は自分で手作りできないので」と話していた。
民団愛知本部全団員にマスク…体育会と共同で
【愛知】民団愛知本部(朴茂安団長)と体育会中北本部(金尚弘会長)は不織布マスク2万9000枚を4月末日までに県内の民団全13支部に送付した。各支部では訪問、郵送、支部会館での手渡しなどを通じ、団員約5000世帯すべてに配ったものとみられる。
朴団長は「団員の健康・命を守るために、民団ができる活動としてマスクを贈ることを決めた。感染の防止に役立ってくれれば」と語った。体育会の金会長も「団員の皆さんの健康を守るため、微力ながら貢献できればうれしい」と話していた。
マスクは在日大韓基督教会名古屋教会が母体の社会福祉法人永信会が運営する特別養護老人ホーム永生苑と民団宮城・仙北支部にも贈った。
団員から感謝の手紙も…民団滋賀
【滋賀】民団滋賀本部(金東凡団長)も不織布マスク3100枚を調達し、民団中央本部から提供を受けたものと合わせて4月20日までに全団員に送った。特に高齢者が多く住む県北地域では民団湖西支部役員が直接持参した。
団員から「マスクをいただき本当にありがとうございます。大切に使わせて頂きます」など、は喜びと感謝の便りが届いている。
これとは別に婦人会滋賀本部(李美姫会長)でも独自に1500枚を入手し5日、会員に各20枚ずつ配布した。
(2020.05.13 民団新聞)