掲載日 : [2020-05-13] 照会数 : 7402
コロナに悩む文化事業 各地民団 多様な対応
[ 18年5月千葉土曜学校の運動会 ]
新型コロナウイルス感染の影響は、各地民団主催の韓国語講座や韓国料理教室などの文化事業にも及んでいる。中止、延期を決定した本部、民団として新たな取り組みを始めた本部もある。
オンラインで講座紹介
月内目指しシステム開発
民団大阪本部(呉龍浩団長) 韓国語講座、コリアマダン(チャンゴ、カヤグム)は延期になったが、新型コロナウイルスのピンチをチャンスととらえ、各支部と連携してオンラインで講座を紹介するシステムを開発している。
このシステム作りは、同本部の文教部長を中心に取り組んでいる。同本部の朴鍾寛事務局長は「各支部と団員をつなげるほか、全国の民団本部にノウハウを伝えることで『大阪方式』を有効活用してほしい」と話す。今後、VTR撮影を行い、今月中の実施を目指す。
オンライン化し
オリニ土曜学校
民団北海道本部(李圭亮団長) 韓国語講座は4月開講から延期が続き、6月の開講を目指したが、今年は中止になった。韓国料理教室は秋の開講を予定しているが、状況次第だという。
現在、25人が学んでいる「オリニ土曜学校」は、6月から9月末までオンライン受講が決まった。すでに子どもたちの親には連絡している。
同本部の李スルギ副局長は、「オリニ土曜学校はやらないといけないと思った」と話す。今後、講師の動画を撮影することにしている。
ハングル講座13日開講決定
民団佐賀本部(朴弘正団長) 同本部は、4月8日に開講予定だったハングル講座を延期したが、佐賀県が5日、一部を除く県内事業者への休業要請を6日で終了、11日から県立図書館などの県施設は11日から、県立学校は14日から再開するとの発表を踏まえ、13日は初級、14日は中級のそれぞれを開講することになった。
朴団長は「机の配置を変えるほか、受講生には消毒やマスク着用など、受講生と協力体制でやっていきたい。今後については、周りの状況をみながら適切に対応していく」と話す。
(2020.05.13 民団新聞)