掲載日 : [2020-06-10] 照会数 : 6229
古代渡来文化の研究業績を評価…大賞、奨励賞決まる
【埼玉】第2回日本高麗浪漫学会高麗澄雄記念「渡来文化研究大賞」に群馬県立歴史博物館企画展・図録「海を渡ってきた馬文化~黒井峯遺跡と群れる馬」が選ばれた。
黒井峯、金井東裏各遺跡をはじめとする群馬県内の古墳時代の遺跡を主とし、広く馬の文化や渡来文化を市民、研究者に発信したことが学術的に高く評価された。この企画展は同歴史博物館のグランドオープンを記念して、2017年9月30~11月26日に開催された。「渡来文化研究奨励賞」は土屋隆史さんの『古墳時代の日朝交流と金工品』(雄山閣、18年2月26日発行)と中久保辰夫さんの『古代日本国家と形成過程と対外交流』(大阪大学出版会、17年3月24日発行)がそれぞれ受賞した。
同賞は優れた古代渡来文化研究、およびその啓発と普及に関する顕著な業績(学術書、著書、論文など)に贈られるもの。高麗澄雄氏は第59代高麗家当主で高麗神社前宮司。
(2020.06.10 民団新聞)