旅客船セウォル号沈没惨事による犠牲者の冥福と行方不明者が一日も早く家族のもとに帰るよう祈り、民団中央本部と駐日大使館の合同で東京都港区南麻布の韓国中央会館1階ロビーに設置した献花台には、在日同胞、駐日企業社員、留学生らのほかに日本の各界代表の方々も訪れ献花している。

　安倍首相、官房長官、外相ら閣僚、主要政党代表らの献花（4月28日〜5月1日）後も、日本各界からの弔問が続いている。中曽根康弘元首相、中曽根弘文日韓協力委員会副会長（自民党参議院議員）、大畠章宏民主党幹事長、逢沢一郎自民党国会対策委員長、牧原秀樹環境大臣政務官、樋口尚也公明党衆議院議員、佐藤秀道公明党衆議院議員、遠山清彦公明党衆議院議員、都議会公明幹事長、日韓文化交流協会事務局長、日韓女性親善協会理事、港区長、目黒区長・区議会議長らが献花した。

　13日には舛添要一東京都知事が弔問し、「東京都民を代表して心より冥福を祈る」というメッセージを残した。第221期中央組織学院の受講生45人も、同日弔問した。

　献花台は、休日を含め午前9時から午後5時まで一般に開放されている（※受付は6月25日（水）17時で終了）。

　献花台と同時に「ひとつの小さな動きが大きな奇跡を」と願い設けられたポストイット・ボードにも多くの人々から哀悼の言葉が寄せられている。

　献花台は札幌、仙台、新潟、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡の韓国総領事館にも設置され、在日同胞はもとより、自治体長、議会関係者をはじめ各界人士を含め多くの方々が訪れている。

（2014.5.14　民団新聞）