掲載日 : [2016-11-30] 照会数 : 3851
「箸」文化を世界遺産に…清州で第2回フェス開催
[ 「2016箸フェスティバル」開幕式後、李承勳清州市長のエスコートで展示物を観覧する来賓ら ]
韓日中3か国共通の文化である「箸」をテーマにした「2016箸フェスティバル」が10日、韓国の忠清北道清州市で開幕した。同フェスティバルは箸を韓日中の文化コンテンツに育てる目的で清州市が昨年、初めて開催した。
14年に行われた韓日中文化大臣会合で、韓国の清州市、日本の新潟市、中国の青島市を3カ国で文化芸術による発展を目指す「アジア文化都市」に指定した。
開幕式では、特別展参加作家、後援・協賛機関、東アジア文化都市関係者約千人が見守る中、李承勳清州市長をはじめ、日本最大の箸製造会社である兵左衛門の浦谷兵剛会長、中国のスェ・ファルン上海箸促進会長らによってテープカットが行われた。期間中、世界の箸3000点余りを展示し、韓日中の文化的な共通点と違いを紹介する特別展を開催。3カ国の作家が手掛けた箸作品なども紹介された。
昨年の箸フェスティバルで11月11日を「箸の日」に定めた。これを記念し11日には、制限時間内に箸で豆を運ぶ競争大会が開かれた。
27日までの期間中に、1万人が予選を行った箸の神童・達人コンテスト、日本の箸教育専門家による講演や、学術会議も開かれ、箸を3カ国共同でユネスコ世界文化遺産に登録することが提案された。
(2016.11.30 民団新聞)