掲載日 : [2016-12-07] 照会数 : 4867
「大統領弾劾」を発議…9日本会議採決へ
野党・無所属議員171人
朴槿恵大統領の親友、崔順実被告の国政介入事件をめぐり政局が混迷する中、朴大統領弾劾訴追案が3日、野党3党(共に民主党、国民の党、正義党)と無所属の議員171人から発議された。
3党は9日の採決を目指すことで合意している。8日に議長が国会本会議に報告し、9日に採決される。
弾劾案は「朴大統領は職務執行において、憲法や法律に広範囲かつ重大に違反した」と指摘し、「機密を含む政策・人事文書を崔被告に提供し、国政・人事に関与させ、憲法に規定された国民主権主義に違反したほか、公務員任免権を乱用した」などと主張している。
与党セヌリ党の非主流派でつくる非常時局委員会は4日、国会で会議を開き、朴大統領の早期退陣の日程をめぐり与野党が合意に至らなければ、9日の本会議で行われる朴大統領の弾劾訴追案の採決で賛成票を投じる方針を決めた。
可決の鍵を握る非主流派は、朴大統領が来年4月末までの辞任を受け入れた場合、弾劾は不要という立場を取ってきた。採決の行方は不透明だ。
(2016.12.7 民団新聞)