施設整備で充実教育 本学園の移転からはや5年。当初、難関大学への合格を目標に創設した特進コースは毎年、着実に韓日両国大学への高い進学率を実現しています。また、施設を完備することで、優秀なスポーツ選手の育成にも力を注いでいます。 子どもたちは計り知れない大きな可能性を秘めています。我々教職員はより良い教育実現を使命に、今年も一丸となって努力していきます。在日同胞社会の未来の主役として活躍する人材をより多く輩出すべく、本学園の存在意義を今一度見つめ直し、皆様に愛される学校づくりをめざします。 | |
新校舎再建築に着手 生徒たちに安心して勉学に励んでもらおうと、一昨年から老朽化した校舎の再建築事業を進めてまいりました。韓国政府から多大な事業費支援をいただき、同胞の皆様方からの尊い教育振興資金の賛助も目標額の半分に近づき、2月に着工の運びとなりました。あらためて感謝申し上げます。 15年度に新校舎完成の暁には、理事会・教職員が一丸となり、校友ならびに保護者の方々と力をあわせ、同胞社会や韓国、国際社会に貢献できる、優秀で個性豊かな人材を育てるべく、より一層の努力を続けていこうと決意を新たしてしています。 | |
第2学校設立も視野 本校は一昨年、韓国教科部の特性化示範学校として選ばれました。その描いたビジョンを基に教育目標達成へ「TOKOS2020」という発展計画を立て、本格運営をスタ‐トしてきました。 一方、増え続ける入校希望者のため、ここ数年間、学校施設拡充に力を注いできました。来年度からは中等部を1クラス増加します。しかし、幼稚園開設の要望など、施設拡張は不可避な状況にあります。現敷地内における施設拡張は限界にあり、第2学校設立が必要不可欠となっています。 新年を迎え、このような計画の具現化へ努力していきます。 | |
豊かな国際性を育む 本校の教育の根本は、「人間の尊厳性」と「確かな民族性に依拠した豊かな国際性」です。なによりもまず、生徒の人権を尊重し、「生きる」力を育むことです。また、生徒個々人の力に合った進路開拓を全面支援するとともに、在日同胞社会、地域社会及び韓国社会に貢献する人材育成をめざします。 小規模校であることを生かし、生徒一人ひとりにきめ細やかな指導を施すことを目指しています。生徒、保護者、教職員並びに学校関係者全ての「満足度」が高い学校づくりに向け理事会、教職員が手を携えていきます。 | |
(2013.1.1 民団新聞)